すばる法律事務所 Subaru law office

東京都中央区銀座1丁目
東京弁護士会・第一東京弁護士会所属

すばる事務所通信

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11.2.7号 過払金債権の譲渡

  最近では、商工ローンのSFCG、サラ金の武富士の経営が立て続けに破綻し、法的手続(SFCGは民事再生から破産、武富士は会社更生)が開始されいます。それより規模の小さい貸金業者も、余りニュースにはなっていませんが、バタバタと潰れており、こうした経営破綻をした業者からの過払金の回収がだんだんと困難になってきています。

  こうした経営破綻業者が直ぐにでも自己破産でもして貰えれば、我々も心情的にはスッキリと諦めがつくのですが、多くの業者は、新規貸出をストップして、従来の顧客から(制限超過利息を含む)貸金を回収しつつ、その一方で、過払金の支払を拒絶し、資産隠しをしています(勝訴判決を取得しても1割2割の和解案を希望してきますし、預金口座も分散したり、度々変更するなどして、資産の差押を何とか免れようと知恵を絞っています)。

  我々の事務所は、常時、多数の債務整理案件を抱えているため、ある業者から10万円の借入債務を負担しているAさんと、同じ業者に10万円の過払金債権を有しているが、なかなか回収できないBさんから同時に依頼を受けることはしばしばあることです。

  こうした場合、Aさんは、Bさんのもっている過払金債権を譲渡してもらいます。Aさんは、自分の借入債務と譲渡を受けた過払金債権を対当額で相殺すると、AさんBさんとこの貸金業者との間の債権債務関係は簡単に整理されることになります。

  実際には、AさんがBさんに債権譲渡代金として幾らを支払うべきか、弁護士がAさんがBさんの利害の対立を完全になくして、我々弁護士が「双方代理の禁止」に反しないためにはどのような手順を要するかなど面倒な問題もあります。しかし、上述のように、本来は請求できない貸金を請求・回収することによってプールした資金を過払金の支払に充てない不届きな業者に対抗するためには、やむを得ない手間と諦めて、各依頼者にこまめに説明しているのが現状です。(内藤)

 

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