すばる法律事務所 Subaru law office

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すばる事務所通信

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10.8.30号 狙われる高齢者

 先日担当した弁護士会法律相談センターでの法律相談(消費者相談)で、2件立て続けに高齢者を被害者とする利殖取引被害の相談を受けました。

  2件とも、被害者ご本人は一人暮らしの方で、相談に訪れたのはご家族のご判断であったようです。

  話を聞いてみると、未公開株、イラク・ディナール、CFDなど取引しているものは様々ですが、結局のところ、いろいろと早口でまくしたてて、被害者に、何かよくわからないけど、何となく「いい商品」(確実に儲かりそうな商品。安全そうな商品)のようだと思い込ませ、 被害者が取引の内容やリスクなどを理解していないのをいいことに、高額の取引に引き込もせたというものです(ちなみに、お二人とも投資取引とはこれまでほぼ無縁の方でした)。

  法律構成はいろいろあるでしょうが、とにかく違法な取引であることは明白な事案であるように思いました(相手方も当然そのことは理解しているようであり、領収書すら渡していないものもありました)。

  2件とも、ダイレクトメールが届いた後に、相手方から直接電話がかかってきて、電話口で色々と勧誘を受けたとのことであり、名簿等を利用して高齢者に狙いを絞っていた連中の仕業であるとの疑いもあります。

  その他、当事務所が最近扱った高齢者の被害としては、80歳前後の女性が何人も高額な寝具(布団・枕・シーツの他、乾燥剤・収納)を立て続けに購入させられたというものがあります(「高額の寝具」の中の最高額は1130万円余!!であり、最終的には、メーカー・販売店から合計で1300万円の和解金の支払を受けることで決着しました)。

  気になるのは、高額の被害に遭っているにもかかわらず、周囲に相談できず、あるいは騙されたことに気づかずに、被害が顕在化していない例が、高齢者の方の場合には、非常に多いのではないかということです。

  ちなみに、私の母親も一人暮らしなので、(こんなことを言ったら怒られてしまいますが)十分しっかりしており、投資や利殖取引を毛嫌いしているようなところもあり、大丈夫だろうとは思いつつも、不安を覚えずにはいられませんでした。(大菅)

 

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