すばる法律事務所 Subaru law office

東京都中央区銀座1丁目
東京弁護士会・第一東京弁護士会所属

すばる事務所通信

私たちの事務所は、
市民の味方を
モットーにしています。

10.7.21号 ヤミ金の思い出

 先月から改正貸金業法が完全施行となり、総量規制の結果、貸金業者からの借入の制限に歯止めがかかったことは、ニュースでもよく取り上げられています。貸金業法の改正に反対する陣営からは、自己破産をする人が急増するとか、ヤミ金が跳梁跋扈(チョウリョウバッコ)すると主張されましたが、少なくても、現時点ではそうした傾向は見られていません。

  弁護士会の法律相談センターでも、一時は相談案件の半数以上がヤミ金事件が占めていましたが、警察がヤミ金の取り締まりに(まだまだ不十分ですが)積極的になってからは、2割以下になり、現在でもそうしたシェアに大きな動きはないようです(ヤミ金問題は、本当は弁護士が処理をする債務整理事件ではなく、警察が責任をもつべき刑事問題だと思います)。

  以前は、ウチの事務所も大量のヤミ金事件を受任した時期があります。ヤミ金業者は裏でつながっており、1つの業者から借りれば、次から次に勧誘の電話がかかってくるため、依頼者の中には、200〜300社ものヤミ金と取引をしている方もいました。そうした事件では、内藤弁護士は、200〜300社に訴訟を起こすなどして、ヤミ金からの違法な取立から依頼者をガードしたり、勝訴判決・和解を取得することによって、ヤミ金に支払われたお金を回収していきました。

  ヤミ金からはあまり好かれてはいなかったようで、事件を受任すると、ウチの事務所には、ヤミ金からの脅しも多く、どなりつけの電話が事務所に1日中かかってきたり、事務所に直接押し掛けてくるヤミ金もいたそうです。弁護士や事務員に対する脅迫も露骨なもので、弁護士は「殺すぞ」、女性事務員は「犯すぞ」などとさんざんに言われようをしていたようです。また、今では事務局の中で笑い話になっていますが、ピザを10万円分注文されたこともあったそうです(ピザ屋さんから「本当に10万円分で合っていますか?」と確認の電話があったため、100枚近くのピザを食べずにすみました)。

  その後、五菱会の「ヤミ金の帝王」の事件があったり、ヤミ金が振り込め詐欺に転職をしたりといろいろの思い出がありますが、現在でも典型的なヤミ金被害も少なくはなく、ヤミ金被害を完全に根絶するのにはまだまだ時間がかかりそうです。(石見)

 

お電話でのお問い合せは
フリーダイヤル 03-5159-6633
受付:平日9:00〜18:00(土日祝祭休)
すばる法律事務所

フォーム